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『2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会聖火台再活用に係る要望』

川口市長、川口商工会議所会頭、川口鋳物工業協同組合理事長
 ①東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣 鈴木俊一氏
 ②文部科学大臣 林 芳正氏
 ③公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長 森 喜朗氏に要望
 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会聖火台再活用に係る要望

 川口市は、荒川の水運や鋳物に適した砂、大消費地・江戸の隣接地といった地の利を生かし、古くから鋳物産業が盛んな都市であります。現在でも、鋳物産業をはじめとする「ものづくりのまち」として発展し、多様な中小企業の集積が進んでおります。
 そして、1964年東京オリンピック競技大会の象徴となった国立競技場の聖火台は、高い技術力を誇り、如何なる造形も生み出せる川口鋳物によって製作されました。
 1964年東京オリンピック競技大会から50年以上が過ぎた今、聖火台は2019年3月までの予定で宮城県石巻市に貸与され、石巻市総合運動公園において、「震災復興のシンボル」として、その役割を果たしているところでございます。
 つきましては、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の聖火台に関し、次の事項につきまして特段のご配慮をいただきますよう要望いたします。

1. 日本の技術力の水準の高さやものを大切にする国民性を世界に示す象徴として、現存する聖火台を2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会で再利用することについ
て検討いただきたい。

2. 石巻市への貸与期間終了後、新国立競技場に設置するまでの間、聖火台を川口市に貸与いただきたい。貸与期間中には、本市において改めて聖火台の清掃・補修など整備を行いたいと存じます。さらに、市民参加のもとオリンピックへの参加意識を醸成する行事等を実施したいと考えています。

3. 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会終了後、当該聖火台はレガシーとして保存設置されることが決定したと承知しております。その際にはオリンピックの聖火より採火した炎を当該聖火台に分灯し、国の平和と発展を願う「希望の灯」として、いわゆる「永遠の炎」の整備を行うなど、積極的な活用をご検討いただきたい。

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