『旧丸井裏の土地利用及び川口駅の「安心・安全」の確保に関する要望』
川口商工会議所
川口市長及び川口市議会議長に要望
旧丸井裏の土地利用及び川口駅の「安心・安全」の確保に関する要望
川口駅東口駅前周辺においては、数々の再開発事業が完成し、急速に街の顔が変貌をとげてきております。それに伴い川口駅の乗降客は、県内では大宮駅に次いで第2位となる1日16万人を突破し、一層の増加傾向を示しております。
一方、川口駅東口駅前に最後に残された重要な土地である旧丸井裏の土地利用に関しては、川口市土地開発公社の財政健全化のために、売却を含めた土地利用の検討を進めるべきとの意見があることを聞きおよんでおりますが、都市(川口)の価値を上げ、将来の川口を見据えた街づくりの総仕上げを行うためにも、慎重に対応すべきと考えているところであります。
そこで、50万都市川口の表玄関として、魅力ある街づくりの推進を図るべきと考え、旧丸井裏の土地利用及び川口駅の「安心・安全」の確保に関し次のことを要望いたします。
1.旧丸井裏の土地の売却は、川口市土地開発公社の重要案件として行政、議会が積極的に取り組んでいる財政健全化の一助として活用が期待できますが、川口駅東口周辺整備のための用地として将来の街づくりの顔となる最後の重要な種地であることから、売却については慎重に対応すべきであり売り急ぐ必要はないと考えます。
2.旧丸井裏の土地利用に関しては、この土地だけでなく、周辺街区全体の土地利用の観点や緑地の整備、駅周辺における交通混雑の改善並びに東日本旅客鉄道株式会社との充分な協議のうえ川口駅の建て替え等を視野に入れた検討を要望いたします。
3.川口駅は、京浜東北線の停車だけであり、ラッシュ時の混雑、積み残しがますます顕著となっているほか、特に、頻発する人身事故等における改札制限時には、おびただしい数の乗降客が駅前デッキにまであふれ、非常な混乱を来たしており、「安心・安全」に駅を利用することができる状況ではありません。
このことから、川口市は、東日本旅客鉄道株式会社に対し、川口市民の長年の懸案である新ホームの建設を求め、湘南新宿ラインの川口駅への停車を図ることにより、輸送力の増強・輸送の代替性を確保するよう強い働きかけを速やかに行うことを要望いたします。