商工会議所を知るabout-cci

世界最初の商工会議所は、1599年フランスのマルセイユに誕生しました。
それ以来、ヨーロッパ大陸諸国には、フランスに範をとった商工会議所が続々設立されました。
他方、イギリスやアメリカにもヨーロッパ大陸諸国とは別に商工会議所制度は独自の発達を遂げています。
現在、世界136カ国に5,000以上の商工会議所があります。

日本では、埼玉県出身の渋沢栄一翁が明治11年(1878)に東京商法会議所をつくったのが始まりです。現在、全国に515、埼玉県内で16商工会議所があります。
川口商工会議所は、昭和11年永瀬寅吉(初代会頭)をはじめ34人が発起人となり誕生しました。
県下では川越商工会議所に次いで2番目の設立で、平成28年に創立80周年を迎えました。

商工会議所はこのような活動をしています

 

商工会議所には、「3つのミッション」と「4つのDNA」があります

 

「3つのミッション」とは、政策提言・中小企業の活力強化・地域経済の活性化です。

・ミッション1(政策提言)

商工会議所は、日々の経営相談や委員会活動で寄せられる会員企業の声を拾い上げ、とりまとめて、自治体などに働きかけます。会員企業1社1社の声が、日本の政策を動かしているのです。 川口の例ですと、たとえば「公共事業を発注する際には地元企業を優先してほしい」ですとか、「コロナ後の企業の経営力・成長力を創出するため、DX推進事業の拡充強化と集中的な推進を図ってほしい」といった要望を行っています。

・ミッション2(中小企業の活力強化)

実は、日本における企業の99.7%、雇用のおよそ70%は、中小企業です。その中小企業の活力強化に向けて、川口商工会議所では、個別相談やセミナー、奨励金制度の設立、研修制度のご用意、それから生命共済や健康診断などでの社内福利厚生の整備など、幅広いメニューをご用意して皆さまをサポートします。

・ミッション3(地域経済の活性化)

生活や経済活動の基盤となる地域を“元気”にすること、地域にヒト・モノ・カネを呼び込み、地域で循環させる地域経済の活性化も、私たちの重要な使命です。川口では、商工まつりや南鳩ヶ谷スプリングフェス、花火大会といったイベントを開催しています。市民投票によって選ばれるi-mise大賞も、地域振興の意味合いを含みます。

 

「4つのDNA」とは、地域を基盤とする地域性
あらゆる業種・業態の会員企業で構成される総合性
商工会議所法に基づく組織である公共性
そして、世界各国に商工会議所が組織されているという国際性を指します。

 

これらの特性を生かして、私たち川口商工会議所は活動しています。