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Dシネマ映画祭2024 開催報告

1 補助事業の概要

(1)事業の目的

SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024を開催。
スクリーン上映、オンライン配信のハイブリット開催により若手映画監督の発掘と育成するとともに、ミニシアターが減少するなかで、全国の観客に向けて、多様な映画を提供し、多文化共生の一助となること。

Dシネマルシェ

オープニングセレモニー

 

(2)実施内容

■SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024を開催 
(URL:https://www.skipcity-dcf.jp/)
■会期:スクリーン上映 2024年7月13日(土)~7月21日(日)(9日間)
オンライン配信 2024年7月20日(土)~7月24日(水)(5日間)

 

① コンペティション
1月31日から3月1日まで作品を公募し、102の国と地域から1,201本の作品が集まった。うち、国際コンペティション部門には1,015本、国内コンぺティション部門には長編
53本、短編186本の応募があった。
11名の一次審査員と映画祭プログラマーによるノミネート作品の選考を行い、国際部門に10本、国内長編部門に6本、国内短編部門に8本を選出。各作品を期間中に映像ホール、多目的ホールで各1回上映した。
国際部門では白石和彌(映画監督)を審査員長に、荒木美也子(アスミック・エース
株式会社 社長特命事項担当・プロデューサー)、武井みゆき(配給会社ムヴィオラ代表)
の3名による審査員、国内部門では横浜聡子(映画監督)を審査委員長に、川瀬陽太(俳優)、メイスク・タウリシア(映画プロデューサー)の3名からなる審査員により最終審査を実施。次のとおり作品を選出し、表彰した。

 

【国際コンペティション部門】
最優秀作品賞:『日曜日』(ウズベキスタン)
監督賞:『連れ去り児(ご)』(インド)
審査員特別賞:『嬉々な生活』(日本)
観客賞:『連れ去り児(ご)』(インド)
SKIPシティアワード:『嬉々な生活』(日本)

【国内コンペティション】
優秀作品賞(長編部門):『折にふれて』
優秀作品賞(短編部門):『はなとこと』
観客賞(長編部門):『雨花蓮歌』
観客賞(短編部門):『立てば転ぶ』

上映後のQ&A

 

※ SKIPシティアワード受賞者には、次回長編製作時に、SKIPシティの映像制作施設・
設備を一定期間利用できる権利が付与される。

 

② オープニング上映
串田壮史監督の『初級演技レッスン』をワールドプレミアで上映。
串田監督は2020年に『写真の女』で本映画祭SKIPシティアワードを受賞。2023年『マ
イマザーズアイズ』が2作品連続でノミネートされた。
主演は2011年の本映画祭短編部門で奨励賞を受賞した『ケンとカズ』主演の毎熊克哉。
また、同じく2014年の本映画祭短編部門にノミネートされた『時ノカケラ』主演の大
西礼芳が共演する。

 

③ 特集「商業映画監督への道」
国際コンペティション審査委員長の白石和彌監督、国内コンペティション審査委員長
の横浜聡子監督の作品上映と、若手映画監督に向けて商業映画監督としての経験を語る。

 

④ 「みんなが観たい上映作品」
名作の中からアンケートを実施し上位4作品の『ドライブ・マイ・カー』、『スタンド・
バイ・ミー』、『ショーシャンクの空に』、『トップガン マーヴェリック』を特別上映。
『トップガン マーヴェリック』上映後には英語字幕翻訳者の戸田奈津子氏を招いて
のトークイベントを開催。

 

⑤ 関連企画

ア 野外上映

『ペット2』、『ザ・スーパーマリオブラ  
ザーズ・ムービー』上映

 

イ カメラクレヨン

川口子ども映画クラブやCGアニメーション教室で制作した作品の上映

 

ウ ソーマトロープを作ろう

映像の原理を学ぶワークショップ

 

エ のぼっておりてだんだんアニメーション

大きな絵を描き、広い会場で身体を使っ
てコマ撮りアニメーションの仕組みを学
ぶワークショップ

 

オ 映画制作ワークショップ

1日でシナリオ作りから映画上映までの実習

 

カ Dシネマルシェ

川口駅東口公共広場(キュポ・ラ広場)でブラスバンドによる演奏のほか、地域の店舗が多数出店

野外上映の様子

上映後の交流

表彰式

 

2 予想される事業実施効果

① 若手映画監督の発掘と育成
スクリーン上映を行い、上映後に質疑応答を行うことにより、ノミネートされた製
作者が観客の熱気を直に感じることができた。
オンライン配信により作品を配給会社等の業界関係者が視聴することにより、劇場公開や次回作の製作等につながることが期待できる。

② 映像業界への貢献
本年も映画祭を通じて多くの新しい才能を紹介。
今年のノミネート作品では、畔柳太陽監督『松坂さん』、渡辺咲樹監督『チューリッ
プちゃん』がPFF(ぴあフィルムフェスティバル)入賞。
過去のノミネート監督では、白石和彌監督の『十一人の賊軍』、石川慶監督の『遠い
山なみの光』、片山慎三『雨の中の慾情』の公開が控え、それらに続く監督の登場も期
待できる。

③ 映画ファンの拡大
コンペティションのほかに「野外上映」や「みんなが観たい上映作品」等の一般の
映画ファン向けの上映イベントを開催することにより、より参加しやすい映画祭を開催。幅広い観客に多様な映画の鑑賞機会を提供できた。

④ 多文化共生
数多くの海外からの製作者を招聘し、会場での観客との交流を活発に行った。
海外作品の上映とともに異文化交流の場となった。

3 補助事業に係わる成果物

(1)補助事業により作成したもの
   該当なし

(2)(1)以外で当事業において作成したもの

 

① 開催告知ガイド(日本語版):80,000部
②  公式プログラム:1,100部
②  デイリーニュース4,400部

4 事業内容についての問い合わせ先

団体名: 川口商工会議所(カワグチショウコウカイギショ)
住 所: 〒332-8522
埼玉県川口市本町4-1-8川口センタービル8階
代表者: 会頭 細野 博隆(ホソノ ヒロタカ)
担当部署:地域振興課(チイキシンコウカ)
担当者名:課長 酒井 宏樹(サカイ ヒロキ)
電話番号:048-228-2220
F  A  X: 048-228-2221
E-mail: hs828@kawaguchicci.or.jp
U  R  L: https://kawaguchicci.or.jp/

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